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トコトコ名画座

「エンド・オブ・トンネル」 

エンドオブトンネル

2016年 アルゼンチン・スペイン合作
ロドリゴ・グランデ監督

「人生スイッチ」に出演した俳優さんが出てる。というだけで借りてみた。

事故で妻と娘を亡くし自らも車椅子生活となった男は自宅に引きこもり老犬一匹と孤独な毎日を過ごしていた。
とうとうお金に困り、自宅の2階を貸し出すことに。
そこにストリッパーのベルタと娘ベティが住むことになり、老犬も息を吹き返し、自分もすこしずつ希望も見えてきたところ、
自宅の地下室の壁から物音が・・・。
銀行強盗を企てた悪党たちが地下にトンネルを掘っていたのだ・・。

おみごとである。
監督脚本編集が。

まさか、
老犬エピソードが最後の最後に効いてくるとは・・・。
ムダのようなエピソードたちがぜんぶかかわってきてあれもこれもムダじゃなかったんだなあ。と感心する。
悪党が本当に悪党でものすごく怖かったのがこの映画の良いところだね。

なかなかです。

家も素敵なのだ。
(鼎)
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category: アルゼンチン

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「人生スイッチ」 

wild tales
2014年 アルゼンチン・スペイン
ダミアン・ジフロン監督脚本

最初から引き込み方が鮮やか!
そしてオープニングクレジットが好きだ!

小話6本立て。
「おかえし」「おもてなし」「パンク」「ヒーローになるために」「愚息」「happy wedding」からなる映画。
それぞれ独立したエピソードで、どれもすごいの。
この皮肉なブラックなありえない展開、
と一瞬思うのだが、
あとでじわじわすごいリアルなのだ。
構図?色味?
編集力?
もちろん演技は楽しめた。
あーおもしろかった!

おススメできる映画。
見てみて~!
どれが好き?とかあのシーンがすごいよね。とか話したい。
邦題が良くないよね。とっちらかってそうで見ようか見まいか迷ったもん。
「パンク」がお気に入りかな。(鼎)人生スイッチ

category: アルゼンチン

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「ブエノスアイレス恋愛事情」 

medianaras
2011年 アルゼンチン・スペイン・ドイツ合作
グスタボ・タレット監督

原題は「MEDIANARAS」(側壁)
「壁のおかげで人々は近くに密集して住めるけど、同時に壁に隔てられている。」
「ケーブル(電線)は人をつなぐためのものなのか、人を遠ざけるためのものなのか。」
なんて、
主人公たちのモノローグをちりばめならがらも、
近くに住んでいる同士なのになかなか出会わない出会えないやきもき系恋愛映画。
ふたりともフリーランスな仕事してて自立してるけど、ひとり暮らしでプチ引きこもり・・・。

ブエノスアイレスの建築や建物内(特に階段)、部屋内のショットがたくさん。
絵本「ウォーリーを探せ」がでてきたりしてベタなところもあるけどブエノスアイレスだから許せたかんじ。
ブエノスアイレスが舞台というだけでいい雰囲気出せてたね。

で、鑑賞後の私の気分は、
都会のアパートで一人暮らしとかして孤独とか味わいたくなった。
そして落ち込むことばかりで急にムカついてマグカップ投げ割ってみたりしたくなったよ。
(ま、経験済みですけど・・。)
寂しさにあこがれちゃったよ。ヘンだね。
(鼎)

category: アルゼンチン

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「火星人メルカーノ」 

火星人メルカーノ
2002年 アルゼンチン
フアン・アンティン監督

アルゼンチンアニメ。
おもしろい!!!!!
小ネタFROG MAN鷹の爪をもっとブラック(ユーモア)にして、グロくしたかんじ。
感覚が新鮮。

火星人のメルカーノはわけあって地球に不時着しブエノスアイレスに。
ある夜パソコンを手に入れたメルカーノ、恋しい火星のことを考え、なんとか通信できるようにして、
そして、仲間たちに連絡(スカイプみたいの)をするが、「遠い」と言われ、すぐは迎えに来てくれない。
毎夜さびしいメルカーノは、
パソコンでCGアニメでもってバーチャル火星を作って、紛らわしていた。
同じくいつもひとりぼっちの金持ちの子フリアン(歯の矯正器具付けてるのー!)は宇宙好き。
なんとなく「火星」と検索してみたら、メルカーノの作ったバーチャル火星にたどり着いてそこで二人は仲良しになって・・・。

と、書いたところで、なんかかわいいお話みたいですが、
ぜんぜんっです。
アルゼンチンの社会を裏からしっかり皮肉ってるの。
そして、グロいの。
そんで、いちいちおもしろいの!!!

火星人たちの言語がサイコーです。
マネしてます。(鼎)

category: アルゼンチン

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「幸せパズル」 

幸せパズル
2009年 アルゼンチン
ナタリア・スミルノフ監督

夫と息子二人と暮らすマリア。
いつもおいしい食事をしっかり作る専業主婦だ。
その日はマリアの50歳の誕生日パーティーなのだが、大勢来る親戚たちの食事を作って給仕もし、大忙し。。。
ケーキも自分で作って自分でロウソクに火をつけて自分でテーブルに運んで、そして自分で吹き消す。
みんなで誕生日の歌は歌ってくれたが・・。(今日の主役なのにな。唖然。)
パーティが終わり片付けをし、やっとプレゼントの封を切ると、
ジグソーパズルがあり、何気なく始めてみる。
美しい絵が出来てくるのが楽しい。
夫が寝てから、一人起きて一晩で完成させてしまう。

マリアは自然とパズルにはまっていく。
大会に出るためのパートナー募集(ジグソーパズル大会はふたり一組で参加みたいです。)のチラシをパズル屋さんで見て、問い合わせると、
世界大会の常連、富豪ロベルトだった。
彼に才能を見出され3週間後の国内大会に出ることになった。
家族にはいっさい内緒で・・。

マリアがパズルの才能に秀でて、
主婦のサクセスストーリーのようなハッピーな物語かと思うかもしれないけど、
マリアはあまりおしゃべりじゃないし、こっちは彼女の目やしぐさで、心の中を察するので。
はじめて、自分らしさを出したのかなと思うと、それもとてもささやかな、自分らしさ。
逆にさびしくなった。
監督が女性だから、こっそり、少しの皮肉を入れてるのかもしれない。
観る人で違うかもだけど。

わたくしも以前すごーく暇があった時、一度ジグソーパズルに挑戦したことがあったけど、数週間過ぎても全然進まなかったな。そのパズルの説明書の下に、「お問い合わせ 03-0000-0000 9時~5時」て書いてあって、
そんな仕事の人もいるんだなー、電話番やってみたいなー。なんて思ったことがありました。余談。(鼎)

category: アルゼンチン

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