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トコトコ名画座

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「静かなる叫び」 

静かなる叫び


2009年 カナダ
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督

モントリオール理工科大学で実際に起きた銃乱射事件。
コピーをとる学生たちの日常が突如銃声で一変する。
静かな緊張感をもった作品。

事件が起こる前の日常と、その日と、その後。
犯人の学生と、撃たれた学生と、助けようともがく学生。
それぞれを、静かにピンと張りつめた空気とともに描く。
多くを語らない映画だけど、壊れてしまった日常の尊さや、
苦悩が伝わってくる。
モノクロの、美しさ。主人公ヴァレリーと友達の、何気ない会話や
表情の美しいこと。銃声の響く構内と、静かに降り積もる外の雪。
それぞれに家族がいて、生活があって、夢があったはず。
静かな叫びは、誰の中にも存在して、気づかないうちに大きくなっていく。
混乱と、終わらない悲しみ。
突き放したような静けさ。
日常は尊い、と静かに思った。     (佳)
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category: カナダ

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「388」 

388
2011年 カナダ
ランドール・コール監督

ただのPOV風サスペンス映画?と思って観ていたら、めっちゃ想定外に。
私はあまり怖い映画は観ないので慣れてないだけかな??どうかな??
怖かったです。
鑑賞中も最悪ラストが自分なりにちらほら脳裏に浮かんで、すごく最悪な結末を考えつき、そうなったらやだな・・・と心配してたら、
はるかに超えた最悪がやってきました。

388
住所です。

幸せな夫婦、
ジェームスとエイミー。
なんの罪もないただ普通に住んでいただけです。
・・・
・・・・・
(鼎)

category: カナダ

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「氷の上のふたり」 

氷の上のふたり

2014年 カナダ/イタリア
ロジャー・スポティスウッド監督

ある夜、食料を探して納屋に入り込んだ白くまが捕獲される。
白くまは麻酔銃を打たれ、自然に帰すため北極圏のレゾリュートへ移送。
納屋には、白くまの子どもが取り残されていて…。
少年ルークは、白くまの子どもを母親の元へ返すため、一人スノーモービルで旅立つ。

子供と動物。
極寒の大地。厳しい自然。
イヌイットの暮らしや生活の知恵。
丁寧なやさしい教科書のような映画。
白くまの子どもの演技(?)がすばらしい。
とってもお利口さん。

海に落ちたり、氷の上に取り残されたり、
冒険というには、大変なことは色々あるけれど、
少年と白くまの子どもは一緒に旅を続けていく。
一面氷で真っ白な風景が美しい。         (佳)

category: カナダ

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「神のゆらぎ」 

神のゆらぎ


2014年 カナダ
ダニエル・グルー監督

グザヴィエ・ドランが俳優で出演。
墜落するキューバ行きの飛行機を軸に描かれる群像劇。
時系列や、人と人とが静かに入り乱れ、終始ピンと張りつめたような緊張を感じる。

信仰とは?
生きるとは?
そのときの人生の選択、或いは決断とは?

飛び立つ飛行機は、空港のガラスに写った姿。
感情を表に出さず、見開いた大きな瞳。
映画自体に余白があって、観終わった後にいろいろと思いを巡らせる。
「神のゆらぎ」というタイトルがとてもいい。
不確かなものの中で、私たちは何かに導かれながら、生きている、のか?
未だにぼんやりと考える。
好きな映画です。         (佳)

category: カナダ

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「マップ・トゥ・ザ・スターズ」 

マップ・トゥ・ザ・スターズ


2014年 カナダ/アメリカ/ドイツ/フランス
デヴィッド・クローネンバーグ監督

ミア・ワシコウスカ演じるアガサの登場で始まる。
ミア・ワシコウスカのナチュラルな可愛さに、
ついつい騙されそうになってしまうけれど、
だんだんと歯車が狂ってきて、
あぁ、そうだった!
これは、クローネンバーグ監督の映画だった!と気づく。

ハリウッドのセレブ一家、ワイス家。
父は、有名なセラピスト(胡散臭い!)。
息子は子役として人気沸騰中。
母は、ステージママ。
セラピーに通う落ち目の女優ハヴァナ。
そのハヴァナの元に、秘書として雇われるアガサ。
アガサは実は、封印されていたワイス家の長女らしい…?
アガサの登場で、ワイス家の内幕がじりじりと炙り出されていく…。

展開が怖い!
本音と建前を器用に使い分けて生きている私たち。
でも映画は、本音もそのまま描いていく。
心の中がざわざわするー。
アガサには無邪気な怖さがあるなぁ。
ハリウッドの光と影を奇妙な角度から描いた映画。
足元がぐらぐらふらふら揺らつく感覚。
ドロドロしてて気持ち悪いけど面白い。
ジュリアン・ムーアのダンスには笑ったー。    (佳)

category: カナダ

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