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トコトコ名画座

「ストーカー」 

ストーカー


1979年 ソ連
アンドレイ・タルコフスキー監督

“ゾーン”と呼ばれる謎の立入禁止区域。
その奥には、‘どんな望みも叶えられる’部屋がある。
反対する妻を置いて、“ストーカー”(密猟者)と呼ばれる案内人は、
作家と物理学者を連れ、その禁断の地を目指すが…。

隕石の落下?宇宙人?
何があったのかは不明だが、“ゾーン”と呼ばれる不思議な地域。
派遣された兵士は誰一人と戻って来なかった…。
建物の窓の外を飛ぶ鳥の姿。
向こう側が外の世界であることを感じさせる。
木々を揺らす風、刻一刻と変化していく自然。
不思議と、異質な世界に足を踏み入れている気持ちになる。

考えれば考えるほど、深く深く奥の底に沈んでいきそうで、
3人それぞれ“ゾーン”へ近づけば近づくほど、
自己の内面への旅であることに気付く。
過酷な旅に、不意に現れる黒い犬。
この犬の存在もとても不思議。
ラスト、ストーカー家族とともに家に。
今はもがき苦しんでいる様に見えるけれど、きっと未来は、、、
と娘の持つ力と強い瞳を見て思った。

廃墟、トンネル、砂の部屋、、、印象的なシーンが多く、静かに見入ってしまう。
草原に横たわったストーカーの手を小さな虫がゆっくりと這っていく。
その静かな描写。
何てことないのに、全体に感じる異質感。
‘部屋’には、やっぱり入れないかも、、、
見終わった後、ぼんやりと思った。      (佳)
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category: ソ連

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