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トコトコ名画座

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「生きてるものはいないのか」 

生きてるものはいないのか


2011年 日本
石井岳龍監督

石井聰亙監督改め石井岳龍監督10年ぶりの長編作品。
病院に併設された大学を舞台に、
人々が次々と原因不明のまま死に至るさまを描いた群像不条理劇。

大学のキャンパスで繰り広げられる、意味のあるような、ないような、他愛のない会話。
主人公は特にいなくて(最後まで生きてる染谷将太か)、
様々な人が出てきて、それぞれのエピソードがあって、そして突然死んでゆく。
でもホラーと言うわけでもなく、ミステリーでもなく、
監督のインタビューによると、この映画の死に意味はないそう。
でもきっと何かあるだろう、と先が気になる映画です。

18人の登場人物。
有名な俳優さんもいれば、素人の学生さんもいる。
繰り広げられる会話でクスッと笑ったり、考えてた遺言が他の人とかぶったり、
妙な可笑しさは全編に溢れてて、このシュールさは結構好きだなぁ。
好き嫌いが分かれそうな映画ではあるけれど。
“アンニュイ”を表現する女学生。
“東方見聞ロック”!
笑っちゃった。  (佳)


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category: 日本

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「宇宙人ポール」 

宇宙人ポール
「宇宙人ポール」2010年アメリカ
クレッグ・モットーラ監督


映画とコミックの祭典”コミコン”目当てに、はるばる英国から来たオタク青年グレアムとクライブ。
キャンピングカーをレンタルし、アメリカのUFOにまつわる名所巡りも目的だった。

その途中、事故を目撃し、事故った車に近づいていくと誰も乗ってなくて、後ろから声が。。。
ふたりはホンモノの宇宙人と遭遇してしまうのだ。



SF映画のオマージュがたっぷりさしはさんであるらしいんだけど・・・
私SFあんまし観てこなかったので、(とくにスターウォーズは全く観たことが無いという「観ず嫌い」っぷり。)
ここで、、、大反省!!!
今からでも観ておこう!と思わされました。
「ポール」楽しいです!!
映画やSF映画への愛がたっぷりあるかんじ。
意外と(ごめん)きちんと作ってあり、脚本や編集に誠実さを感じました。
(あとで調べたら、脚本が主役のふたりだった。)

ポールのキャラが良い。
声と一体化してる。
ポールのはじめのほうの登場シーンが好き。
「英語が話せるんだよ(怒)!」

あと最後のほう、
宇宙船が行っちゃったあとの、見送ったほうのシーンがあって、この映画好きだな。 (鼎)


宇宙人ポール

category: アメリカ

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「マーガレットと素敵な何か」 

マーガレットと素敵な何か


2009年 フランス
ヤン・サミュエル監督

仕事大好き!キャリアウーマンのマーガレット。
同じ職場に恋人もいる。
恋も仕事も順調な毎日。
でもある日、40歳の誕生日に、7歳だった自分から手紙がひょっこり届く。
忘れていた子供の頃の自分の記憶が次々とよみがえり…。

何とも可愛らしい映画です。
マーガレット役はソフィー・マルソー。
キャリアウーマン役は明らかに無理をしている感じがたっぷりなのだけど、
それもわざとかな?
次々と届く7歳の自分からの手紙が、コラージュたっぷりでとても可愛い。
こんな手紙が届いたら嬉しいなー。
手紙好き女子としてはたまりません。
自分らしさって何だろうなぁ、
この映画を観ながらぼんやり思った。
エンディングの曲は、Lisa Mitchellの「Neopolitan Dream」。
映画とぴったりなとても可愛い曲。
流れてきた瞬間に映画も音楽もとても好きになってしまった。
子供心を忘れない純真なあなたにぜひぜひおすすめ。  (佳)

category: フランス

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「祭りの準備」 

祭りの準備


1975年 日本
黒木和雄監督

土佐の閉鎖的な田舎町を舞台に、東京に憧れる青年の旅立ちを描いた映画。
小さな町で、母親の過剰な愛情を受けながら暮らす楯男。
父親は愛人宅で暮らしている。
愛人とまた他の愛人が父親を巡り町の皆の前で取っ組み合いの喧嘩をする。
都会からヒロポン中毒で頭がおかしくなったタマミが帰って来る。
そのタマミに町の男たちが群がる。
楯男も。楯男のじいちゃんまでも!
そんなハチャメチャな町。
生と性が直結した何ともエネルギッシュな映画。
原田芳雄が暴れん坊の町のあんちゃんを演じていてとても格好いい。
刑務所に入った兄の変わりに当たり前のように兄嫁に手をつけるのだけど、
ワイルドな台詞と優しげな手つきに思わず惚れてしまう。
ラスト、東京に旅立つ楯男を見送るバンザイも泣けてくる。
寺山修司「田園に死す」の超現実版といった印象。
タブーなことがたくさん描かれているわりには、全体的にはカラッとしてる。
土佐という土地柄のせいかな?
出てくる女性の裸がみんな綺麗に撮られているのもいい。 (佳)

category: 日本

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「ドライブ」 

drive

久々登場(鼎)です。ずいぶんUP休んですみませんです。

「ドライブ」
2011 アメリカ
ニコラス・ウィンディング・レフン監督

運転技術を買われて映画スタントと車の修理工場で働く男(名前が無い、キッドと呼ばれている)(ライアン・ゴズリング)だが、強盗の逃し屋という闇の顔を持つ。
ある日男は、隣に住む女性アイリーン(キャリー・マリガン)とその息子ベニシオ(かわいい!)と知り合い、こころをかよわせる。
アイリーンの夫が刑務所から出所したことでマフィアのトラブルに。男はアイリーンたちを守るため自分から渦中に入っていく。

第64回カンヌ映画祭監督賞受賞作品で、「君に読む物語」「ラースと、その彼女」のライアン・ゴズリング主役のクライムサスペンス。
ライアン・ゴズリングがバイオレンス?!・・・と思いきや、すごいよ。
R15です。殺されかたがリアル・・・。うぎゃーとなりますが、映像が美しいので観れました。
ゴズリングの顔にあびた血、靴にはりついた血、血に目が釘付けになってしまいました。私変?

映画はじまってすぐの強盗の逃し屋のところ、
観てるこっちはどきどきバクバクなのに、
ゴズリングのクールな表情&セリフ無し!で、もうハマリました!!

音楽もいいです。

たけし映画を思い出す、この監督デンマーク人なんだけどたけし好きかな? (鼎)

category: アメリカ

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「アナとオットー」 

アナとオットー


1998年 スペイン
フリオ・メデム監督

8歳の時に、森を走っていて、“偶然”の“運命の出会い”をしたアナとオットー。
ANA と OTTO。
上から読んでも下から読んでも同じ二人。
アナの母親とオットーの父親の間にロマンスが芽生え、
二人は兄妹になってしまうが…。

運命の出会い、すれ違い、離れられない結びつきを描いたファンタジーのような恋物語。
ふわふわとしてそうで、まとわりつく空気の重さは不思議と暗い。
幸福と不幸が繰り返されるようなトーンのせいかな。
子供時代のアナとオットーがかわいい。
アナはちょっと大人びてて本当にかわいい。
少しずつ大人になっていき、秘密のやりとりをする二人にとてもドキドキしてしまう。
すれ違いを繰り返しながら、大人になった二人は、再び会うことができるのか?
観ていて胸が高まる!
キュッーと締めつけられるような思い。
まさに恋のドキドキ。
アナの視点、オットーの視点で語られるストーリー、
美しいラップランドの風景、
(白夜、沈まない太陽を前にオットーを待つアナの姿が印象的!)
見ごたえありな不思議な味わいのラブストーリー。
おすすめです!!  (佳)

category: スペイン

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