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トコトコ名画座

「ある日、突然。」 

ある日、突然
2002 アルゼンチン
ディエゴ・レルマン監督

ブエノスアイレスで一人暮らしをしているちょっとふとりぎみな女子マルシア、くらい顔。いつも寂しげ。
ランジェリー店で店員しているにはギャップがあるダサさ・・・。

ある日、彼女が街を歩いていたとき、パンクな女子二人組マオとレーニンに拉致されます。その理由が思いもかけない。。。それはおいといて、、、
マルシアが海を見たことがないというので、タクシー運転手をナイフで脅し車を奪って、海を見に行きます。
マオもレーニンも目ぢからすごい不良だし、このあたりまでびっくり、ぴりぴりした映像でハラハラしてしまうのだが、
タクシーがガス欠になって、行きあたりばったりになったとたん、かわいい展開に。。。

3人の女子が、旅先で出会う人たちによってそれぞれの事情がわかってくる。
レーニンと親戚のおばあちゃんとの会話がなんでもないことなのにじわーっとくるのだ。タバコを吸うとき、寝入るとき。
ヒッチハイクで乗せてくれた水族館で働く女性もいい。
場面の切り替え加減とか、その後の展開も全然読めないとこが、飽きさせない映画。

モノクロ映像なのがとてもいいよ。   (鼎)
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category: アルゼンチン

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「blue」 

blue

2001年 日本
安藤尋監督


blue。人によってなんにだって置き換えられる色。自分ならノスタルジーなイメージ。

原作の魚喃キリコが好きで色々と読んでる。この映画とても忠実に表現されている。
だからといって、話に起承転結があるわけでもなく、台詞に重きをおいてる漫画じゃないから、そこは監督の手腕がためされる。

自然光を生かしたライティング、会話の間、空気感とか自然体でいい。寄り添うように控えめな音楽もいい。

青春映画の熱さとは無縁で、一見そっけないんで、多くの人が退屈するかも。
静かな熱とも言うべきか。

my bloody valentineのポスターやセザンヌの画集、ブレッソンの写真集など高校生部屋らしからぬインテリアも好きだな。何度も見る類いの映画だ。 (陽)

category: 日本

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「こねこ」 

こねこ

1996年 ロシア
イワン・ポポフ監督

猫度100%。
猫好きにはたまらない映画です。
猫を描いた映画のなかで、この温かさはNo.1かも!
素晴らしい映画。大好きです。

動物市場で一匹の子猫を買ってもらった子供たちは大喜び。
‘チグラーシャ’と名付けられた子猫は、音楽一家の家で幸せに暮らしていた。
ある日、鳥を追いかけて窓から落ち、そのままトラックの荷台で遠くの町に運ばれてしまう…。
子猫チグラーシャの冒険のはじまり。
というには、寒すぎるロシアの冬!!
チグラーシャはどうなってしまうのー?(心配!!)

町の中を彷徨って彷徨って、辿り着いた先は、たくさんの猫と暮す男性フェージンの家。
ソファに腰掛ける彼の周りには、いい具合に猫たちが寄り添っている。
うん、こういう暮らしに憧れる。
私も5匹の猫と暮しているので、近いものはあるけれど。
仕事をクビになったり、アパートを追い出されそうになったり、
フェージンの生活は決して明るいものではないのだけど、
猫に向ける優しい眼差しがとてもいい。
(キオスクの女の人への眼差しも!)

たくさん出てくる猫たちの名演技。
チグラーシャのかわいさ。
ロシアの人々の猫に対する優しさ。
チグラーシャを一生懸命探す家族。
すべてが愛おしい、猫映画の傑作です!!  (佳)

こねこ

category: ロシア

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「少年は残酷な弓を射る」 

少年は残酷な弓を射る
2011 イギリス
リン・ラムジー監督

原題は「We need to talk about Kevin」
女性作家 ライオネル・シュライバーの同名小説が原作。

んもー、引き算の美!
シーンはたくさんあるのだ。
が、
どれもこれも鑑賞後頭の中ぐるぐる出てくる!
何か意味がある。どれもはずせない・・・。
映像が美しいです。

何もかも破壊された人生だけど、
終わるまで続くのだ。

少年はなぜ・・・。
考えると答えが自分なりに出てくるけど、ほんとうはどうなのかはわからないし、
本能なんだ。
かっこうのひななのだね。 

最後のシーンは好き。不思議にもほっとする。。。
わたしはこの物語はハッピーエンドだと思います。  (鼎)

category: イギリス

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「マルホランド・ドライブ」 

マルホランド・ドライブ

2001年 アメリカ
デヴィッド・リンチ監督

12月の寒い日に、とても悲しい映画を観た。
デヴィッド・リンチ=難解と聞いて、構えていたけど初めての観賞では正直さっぱりだった。観賞後に、映画好きとしてはふさわしくないネタばれあらすじを読みまくった。きっと面白いんだろうけど、自分バカだし分かりっこないな。もう見ないだろうと思っていたけど、気づいたら再生ボタンを押していた。ごく自然に。

ハリウッドスターへの夢に破れ、恋人に捨てられるという解釈で。前半は妄想(理想)、後半は現実なのかな。

デヴィッド・リンチは僕らが普段見る夢を夢のまま観客に提供する。混乱させる。夢はKY。夢の中では自分を捨てた人を記憶喪失にすることも、もう一度恋におちることも、ハリウッド女優として喝采を浴びることもできる。都合よく作り上げられる。

怖いのは夢そのものじゃなくて、夢からさめたあと。僕は悪夢から覚めるとほっとすることが多い。でも時にその逆もある。この映画は後者。

この映画をうまく説明することはできない。
ただ、心が不安で震えて悲しい映画。(陽)

category: アメリカ

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「ファストフード ファストウーマン」 

fast food fast women
アメリカ・フランス・イタリア・ドイツ 2000年
アモス・コレック監督

ニューヨークのカフェで働くベラは、もうすぐ35歳の誕生日がくる。
10年も舞台演出家(おじさん!)と不倫の仲。
遠くに住む(たぶん、、、昼電話してると思ったら、かかってきてるベラのほうは夜だった。)母からはいつも一方的に何かと心配されて、こまりぎみ。
そんなおせっかいな母から紹介されて、ある男性と会うことに。
その男性も、別れた妻から、急にこどもの世話をおしつけられた直後で・・・。
カフェの常連のおじ(い)さんたちの悩みもからんできて・・。

いろんなひとたちの群像劇になっています。

ベラ役のアンナ・トムソンさん、素敵です!
スタイルすごくいい!
フランスで人気のアメリカ人女優さんらしいです。
この人だけ見たら、あれ?フランス映画?と思ったし。

ベラの、素直にまわりの人にやさしいところとか。
何かに直面したら、かばんを斜めがけにして、ヒール蹴りぬいで走るとか!
ぽつっとつぶやくことばもなかなかです。

ひとはみんな本当のこと、
自分でもわからないし他人もわかってないし、
でも、
なんだかんだ
うまくいくもんだ!     (鼎)

category: アメリカ

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