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トコトコ名画座

Π(パイ) 

Π
1998年 アメリカ
ダーレン・アロノフスキー監督


Π(パイ)円周率、フラクタル、黄金比率、フィボナッチ数列、カバラ・・・。
数学エキスがつまったサスペンス的芥川龍之介風狂気映画。とでも名づけましょう。

主人公マックスは自作のスーパーコンピューターで株価予想を研究している。
彼はすべての現象は数字に置き換えられるし、
何事も法則(パターン=公式)がある。と信じている。

彼が6歳のとき、母から太陽を見てはいけないと言われていたのに太陽を凝視してしまい、目が「一瞬」見えなくなってから自分の中の何かが変わって、頻繁に頭痛が襲ってくるようになってしまった。
(頭痛シーンがすごく辛そう・・・。)
頭痛がくると何が夢か現実かわからないような幻影を見てしまい、気を失って倒れている。起き上がるといつも鼻血がでている。壮絶。
(幻影シーンがなかなかです。)

ある時、自分のスパコンが株価をありえない数字に予測して、その直後、数字の羅列216桁を吐き出し、壊れた。
その株価がぴたりあたってしまう。
問題はそのうしろにあった216桁が謎で、
株屋やユダヤ信者たちに執拗に狙われるようになるのだが・・・・・。

マックスの師匠数学者ソルとの囲碁シーンや、
スパコンに入り込んだ蟻。
砂浜で拾う巻貝の渦。
木の枝葉。

何を見ても、
数学思考になる。

学校のお勉強の数学はわからなくてきらいだったけど、
数学的発明発見は好きだな。


「ブラックスワン」(2010)のダーレン・アロノフスキー監督の最初の作品。
「Π」はサンダンス映画祭に出品されました。
「リンチとキューブリックを合わせ持つ」と賞賛されたそうです。

監督は当時20代だったと思うけど、なかなか良く出来てる!
テクノ音楽もいい。
(音楽のとこにKEN ISHIIって名前があったような気がする。)  (鼎)
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category: アメリカ

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「超高層プロフェッショナル」 

超高層プロフェッショナル


1979年 アメリカ
スティーヴ・カーヴァー監督

わぁ!この映画、すごく面白い。
男の中の“男”映画。
NYに建設中の高層ビルの鉄骨工事現場が舞台。
現場主義の社長は、自ら高所作業にあたるが、転落死してしまう。
後を継ぐことになったのは、1人娘のキャス。
あと3週間で9階鉄骨を組み上げないと、ビルの権利は、社長の弟エディに渡ってしまう。
キャスは、各地に散らばっていた職人たちに招集をかけるが…。

実際に高所で撮影された映像は、高所恐怖症でなくても、震え上がってしまう。
落ちそうになり、何度かひぇーと叫んでしまうことに。
鉄骨が届かない!
仲間のケガ!事故!
強風!
数々の苦難を乗り越えて、鉄骨は期限までに無事組み上がるのか?
建設現場そのものが映画になっている珍しい映画。
しかもビルの完成ではなく、フォーカスは鉄骨の組み上げ部分のみ。
変わってる!!
でも職人たちが力を集結して、一つのものを作り上げる。
格好いいなぁ。
仲間同士の喧嘩、若い職人の成長…。
ドラマはいろいろある。
アクション映画はたくさんあるけど、この映画はシンプルで格好よくて面白い!! (佳)

category: アメリカ

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「私が、生きる肌」 

私が、生きる肌


2011年 スペイン
ペドロ・アルモドバル監督

まさに!鬼才、ぺドロ・アルモドバル監督。
すごい映画を観ちゃったよー。
誰かと共有したい!
けど、簡単にはおすすめできない危うさも持ち合わせてます。
でも傑作。
人工皮膚開発の世界的権威である形成外科医ロベル・レガル。
彼の邸宅のある一室。
監禁されている全身タイツの女性。
彼女は一体何者なのか?

この映画は、まっさらの状態で観てほしいです。
現在から、語られていく過去。そして現在。
真実が明るみになっていく過程の、胸騒ぎといったら…。
トラのコスプレで現れる男も、すごーく不穏な存在。
怖いよぉ。
とにかく、全身タイツの謎の女性、エレナ・アナヤの美しさにうっとり。
裸がきれい。美しい!!
これは、愛を描いた映画なのか?
苦悩や復讐、愛憎……、歪みすぎた愛の果て。
独特な色彩感覚も格好いい。
かなりクレイジーな映画だけど、何とも言えない面白さでした。  (佳)


category: スペイン

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