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トコトコ名画座

海に行く前に「ジョーズ」観とこ! 

jaws
1975年 アメリカ
スティーブン・スピルバーグ監督

テレビでしか観たことなかった「ジョーズ」。
ただただ「怖い」印象でしたが、(私的に「激突」同様、トラウマになってます。)
今回再観したところ、
グロくてリアルなシーンはありますが、けっこう明るい映画でしたね。
ロイ・シャイダーがキュートでした!

夏の観光で成り立っているのどかな島のビーチで損壊激しい女性死体が発見される。
検死報告ではサメに襲われたのではないかということになって早速ビーチを封鎖しようとした警察署長ブロディ(ロイ・シャイダー)。しかし島の観光業が危ぶまれると市長に阻止されて検死報告をした医者も寝返り「船のスクリューに巻き込まれたんだ」と言う。
しかし再び(なんとかわいい子供の)犠牲者が出て、悲しみにくれた母親がサメ退治に懸賞金を賭けたので大事に。
懸賞金目当てのやからが大勢海に繰り出し(人間の醜さ満載演出にしてある)、大きなイタチザメをとらえて一件落着かに見えたが、ブロディが都会から呼んでいた海洋学者フーパーに違うと言われる。そしてまた犠牲者が・・。
jaws

直球シンプルな内容に、適度な肉付け。低コストで最高級の演出!
スピルバーグは物語る天才か。(当時27歳)

ジョーズ(巨大ホオジロザメ)が今観ても迫力あるのは、実写と模型と駆使していたのね。
こどもだった私はすっかり観た通りとらえてて恐怖が体にしみこんでますよ。

日本の原爆に関する話も出てたんですね。
テレビはここカットしてただろうな。

主役の男たちはもちろんいいかんじで、
サメもすばらしい!

脇役ブロディの奥さん役の女優さんが素敵。
さりげない演技。やさしさがあふれてて魅力的な人でした。

サメの怖さばっかりかと思いきやいろいろ背景盛り込んでましたね。
再認識。(鼎)
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category: アメリカ

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「遠雷」 

遠雷


1981年 日本
根岸 吉太郎監督

観たのは結構前なのだけど、何だか忘れられず、心に残るものがあって、
面白かったのだなぁー…とじわじわと響いてきた。
きっとトマト栽培をする青年とか、田んぼを耕す青年とか、
そういうとこが田舎で暮らす者の、胸を打つのかな。

団地の傍でトマト栽培をしている満夫。
工事現場で働き、家の農業を手伝う友達の広次。
一緒にスナックに飲みに行き、2人とも人妻であるママと関係を持つ。
その後、広次はママと本気で付き合い出し、満夫はお見合いであや子と知り合う。
お見合い当日にホテルに直行、そして結婚へと向かう2人。
若々しいはっちゃけ具合がそれでも意外と爽やかに描かれる。
結婚する前に見た満夫の家族に引いてしまうあや子。
品がない、というか何だか粗暴な感じは、田舎ではよくある風景かな。

ほがらかな石田えりがとてもかわいい。
舌足らずな喋り方がかわいいー。この映画を観て好きになった。
結局ママと駆け落ちしてしまう広次と、
あや子と幸せに結婚式を行う満夫。
2人の対照的な姿…。
飾りっ気なし、洒落っ気なし。
でもその土地を守りながら、真摯に生きる姿って清々しい。  (佳)


category: 日本

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「ミスト」 

ミスト


2007年 アメリカ
フランク・ダラボン監督

スティーヴン・キング原作。
フランク・ダラボン監督は、「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」を監督した人。

のどかな田舎町を襲った激しい嵐。
その翌日、息子とスーパーマーケットに出かけたデヴィッド。
濃い霧が現れ、その霧は次第に町全体を覆っていく…。
そして霧の中には何か得体の知れないものが…。

霧の中にいる“何か”。
最初、トレマーズかと思ってびっくり!
でもこの“何か”が色々な造形で、恐怖というより驚き。
そして怖いのは怪物だけでなく人間。
閉じ込められたスーパーマーケットの中で、不安や猜疑心、追い詰められた人間がどういう行動に出るのか…。
緊迫したなかで、様々な人間が織り成す決断。
正義って何だろう。
正しいと思ってることが決してそうだとは限らないんだね。
自分の中の醜い心なんかも一緒に現れてしまいそうな怖さ。
心底恐ろしいラスト。
私も叫びたくなった。
でも確かに後から、いろいろと思うところが出てきたりする。
観終わった後の不快感、でも観てよかったとも思う不思議な映画。(要は面白かった!)
スーパーマーケットの前を通り過ぎるトヨタ ランドクルーザー。
あの静寂はぞぞっとくる。 (佳)

category: アメリカ

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「ボーイ・ミーツ・ガール」 



1983年 フランス
レオス・カラックス 監督

16歳で学校を辞め、脚本を書き始めたカラックスが22歳で作り上げた作品。

失恋した男女がパーティーで出会い、キッチンで話をするというシンプルな構造。

モノクロだとカラックスの色が出ないと思っていたが、抑え気味のセリフ、ロングからショートになったミレーユ、デッド・ケネディーズのざらついた音楽にのせてタップするシーンとか。一瞬途切れる画、ノイズ、、、

足し算でも引き算でもない独特な'色'が既に出ている。

ボーイ・ミーツ・ガールを観るまで、僕はカラックスを背伸びして好きだと言ってたみたいだ。この映画を観てる間、素敵な映画に出会えた喜びを感じていた。ナイーブな僕にも光を届け、漂っていていいよと言ってくれてるよう。

'恐るべき子供'と言われたカラックス。22歳という若さでどうして欠落や絶望のような儚さをフィルムに落とし込むんだ。

それまでサイレント映画や成瀬監督に溺愛していたカラックスが夢見るように作った儚い寓話的世界。(陽)

category: フランス

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「ベルトルッチの分身」 

分身


1968年 イタリア
ベルナルド・ベルトルッチ監督

ベルナルド・ベルトルッチ監督、長編3作目。
日本でソフト化もされず観ることの出来なかった作品が、45年を経て公開!
ということで、広島サロンシネマに観に行きました!
私の目当ては、主演のピエール・クレマンティ。
もう亡くなってしまっているピエール・クレマンティをスクリーンで観れるなんて。
感激!!
映画館に行ってよかった。
観ているのがすごく楽しい映画だった。

生真面目な青年ジャコブが凶暴で破壊的な殺人者という二つの人格に引き裂かれていく様を描いた映画。
ピエール・クレマンティが一人二役(一人一役?)で画面に出ずっぱり。
かなりアクの強い役だけど、その端正な顔立ちに終始うっとり。
変な役がとてもよく似合う。
ボサボサにしたちょっと伸ばしかけの髪がすてき。
鮮やかな色彩(ゴダールみたい!)、映像表現の面白さ。
ストーリーは、精神分裂を描いているとおり、かなり錯乱。
不思議系です。
今のは、どっちのジャコブ???と思いながら。
ただ一生懸命で生真面目なジャコブの不器用さは何だか伝わってくる。
もう一人の自分が現れる影のシーンは、表現の若々しさが感じられて何だか好き。
自分の中に、別の人格がいて、どれが本当の自分なのか、
どれももちろん自分なのか、理想と現実のギャップだったり、
世の中分からないことだらけだったり、その境界線はあいまい。
めちゃくちゃだけど、シュールな映像はとても楽しかった。
積み上げられた本、センスよく配置された家具、
難しいながらもワクワクする楽しさも感じる映画。
この映画のピエール・クレマンティが1番しっくりくるかも。  (佳)

category: イタリア

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「ロード・オブ・ドッグタウン」 

ロードオブドッグタウン
2005年 アメリカ・ドイツ
キャサリン・ハードウィック監督

1970年代、アメリカ西海岸ヴェニスビーチにある通称「ドッグタウン」と呼ばれる寂れた町で、
ジェイ(「イントゥザワイルド」のエミール・ハーシュ!)、ステイシー(「エレファント」のジョン・ロビンソン!)、トニー、シドはいつもつるんでサーフィンやスケボーに明け暮れている。

彼らの兄貴分、サーフィンショップ「ゼファー」を経営しているシェイパーでもあるスキップ(ヒース・レジャー!)の案でスケボーチームを結成することに。

今のエクストリーム・ゲームの元祖を作ったZ-boysのメンバーの実話に基づいたお話。

その年カリフォルニアは水不足で、プールに水が入ってないお屋敷がちらほら。
留守をねらって空のプールでスケボー。警察に追われながらプールからプールへハシゴする!

チームゼファーで出場する大会では、
ジェイは革新的なワザをファンタジスタ的に繰り出すが、審査員ははじめて見るものなので評価が低くなってしまいがち。トニーやステイシーは大きな競技会で勝っていき、大手に引き抜かれていく。
ジェイはお金のためにスケボーをするのはいやだとストリートに徹する。。。

女の子をめぐるいろいろ。
貧しさ。
親子。
名声欲。
友情。
なんかもしっかり描かれております。

カリフォルニアに行って帰ってきた気がしたくらい臨場感あったわ。

ジェイ、ステイシー、トニー本人もカメオ出演してる。
「アグリーベティ」のアメリカ・フェレーラ、「ハートロッカー」のジェレミー・レナーもちょい役で出てた。

エミール・ハーシュのまっすぐさ。半分寂しいのね。
ヒース・レジャーのラリッたかんじでも、ちゃんとボード作る仕事風景とか、ミキサーでジュース作るシーンが多いとことか好き。 (鼎)
ロードオブドッグタウンヒース・レジャー

category: アメリカ

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