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トコトコ名画座

「ビル・カニンガム&ニューヨーク」 

ビルカニンガム&ニューヨーク
2010年 アメリカ
リチャード・プレス監督

ニューヨークタイムズ誌で人気のファッションコラムと社交コラムを担当する名物フォトグラファー、
ビル・カニンガム(80歳!)を追ったドキュメンタリー映画。
交渉8年!撮影2年!

時間かかってます。

東京飯田橋にある名画座「ギンレイホール」にて鑑賞。
満席でした。名画座が満席なんて最近あったのかしらー。
アメリカでもNYの1つの映画館から上映したのが、瞬く間にヒットしたとのこと。

おもしろいです!
ビルおじいちゃんが最高なんです。

ストリートファッションを撮り続けて50年、
清掃人の作業服でもある青の上っ張りがトレードマーク。自転車で街中を動き回り人々を撮影。
雨の日、風の日には特に出動します。いつもと違う動きがある写真が撮れるから。
ファッションショーにも行くし、夜は社交界のパーティーにも招待され撮影しに行きます。

ぶれない人です。
自分の服は無頓着、だってすぐすり減ったり破れるから。
たべるものも安いほどうまい!と言ってます。
部屋も小さくて、ネガの入ったキャビネットとベットだけ。。。(びっくり)
パーティーでも水1滴もいただきません。(おいしそうな料理だらけなのにね。)
それほど自由に仕事がしたいからという表れ。

有名人もダサかったら完無視です。(撮りません)
どうせ、自分で買った服じゃないし、とのこと。
ファッションが好きじゃなきゃね!

「ビルのために、みんな服を着てるのよ。」
アナ・ウインター(米ヴォーグ編集長)の言ってた通り。
そんな気分になった。

若いころ帽子のデザイナーをしてたんだって。
小さいとき教会には女の人の帽子を見に行ってたくらい。
戦争に召集されて、自分の店が無くなって・・・。
プライベートは何かまだ知らないところがありそうだったけど、
あのスマイルで、おどろくほど、しっかりと好きなことをしてきた人なんだなと思った。

映画でビルじいさんにみんなも出会って欲しいなー。          (鼎)
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category: アメリカ

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「わたしたちの宣戦布告」 

わたしたちの宣戦布告



2011年 フランス
ヴァレリー・ドンゼッリ監督

素晴らしいー!!
ここ何年か観た映画の中で、久々に感じたこの躍動感。
観ている間中の、映画の面白さにワクワクする感じ。
とても興奮しながら観た!

出会ってすぐに恋に落ちたロメオとジュリエット。
この出会いの瞬間から恋が始まるシーンの楽しさ!
台詞はないのに伝わってくる!!
その幸せの中で、生まれた命。
でも息子アダムは脳腫瘍を抱えていて…。

主演のヴァレリー・ドンゼッリが監督を務め、
元パートナー、ジェレミー・エルカイム(格好いい!)がロメオ役。
実際の息子もラストに出演する。
ドキュメンタリーのようでいて、きちんと映画だ。
若い2人が息子の難病に立ち向かう、戦うことを決意する。
“強くなろう、ジュリエット”
何てシンプルで素敵な言葉。

全編を印象的な音楽が多用され、作りはとてもポップ。
説明の少ないフランス映画の心地よさと、
全くもって退屈しないフランス映画らしからぬよさが、
見事に融合した感じ。
この躍動感と出演者たち(家族たち)の一体感。
久々に心踊る面白い映画を観た。
映画好きな人にぜひぜひ観てほしい。  (佳)

category: フランス

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「セレステ∞ジェシー」 

セレステ∞ジェシー


2012年 アメリカ
リー・トランド・クリーガー監督

学生時代に恋に落ち、結婚したセレステとジェシー。
セレステは会社を経営するキャリアウーマン。
ジェシーは、のんびりとした売れないアーティスト。
いつしか2人の間には溝ができ、離婚して、親友に戻ろうとするのだが…。

敷地内で別居しつつも、仲良しな2人。
そんな傍から見たら変てこな生活にある日変化が…。
ジェシーが心変わりして家を出て行く。
すると脆くもガタガタと崩れていくセレステ。
痛々しくて見ていられないよー。
こんなはずじゃなかったのに…感がグサグサと。

セレステは頑張っているんだけど、決していい人じゃないところが絶妙。
私は正しい!とちょっと偉そ気で、人より優位に立ってて。
恋愛や結婚の出会いやタイミングや成り行きをリアルに感じ取れる映画。
男女の友情って?
自分らしさって?
仕事や恋に頑張っている女性におすすめ。
何か色々共感しそうです。  (佳)    
    

category: アメリカ

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「光のほうへ」 

光りのほうへ
2010年 デンマーク
トマス・ヴィンダーベア監督

アルコール依存症の母とくらす兄弟、(母から子への愛情はいっさい無さそうなのだ。)
幼子に上の兄がタバコをふかしながらミルクをやる。
(兄弟もあまり顔が似てない。父が違うのだろう。この赤ちゃんもきっと。)
洗礼のまねごとをして電話帳をみながら小さい弟にふたりで名づけをする。
ふたりは学校に行きつつもかわいがるのだが。。。
ある日突然赤ちゃんは死ぬ。(こんな環境ならそうなるよー。。)
このことが心の奥底に沈む。
兄弟が大人になってから再会して・・・。


光りなぞ見えないじゃないか。
底辺の暮らし、
不幸のスパイラル、
デンマークでもこんなことあるんだ。
人がたおれてても、横、素通りするんだ。。。とか。

でも観終わって、
反芻してたら
翌日(!)
光りがみえたよ。
うるっとしたよ。

兄弟は誰か(子ども)を愛したかったんだ。こころの底から。
光りのほうへ

兄ニックの表情がいいんだわ。

いい映画でした。(鼎)

category: デンマーク

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