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トコトコ名画座

「ぼくの大切なともだち」 

ぼくの大切な友達
2006年 フランス
パトリス・ルコント監督

パトリス・ルコント監督のまたまた男の友情テーマモノを観てしまった。
以前に「列車に乗った男」(2002年)も男同士のしぶい友情にぐっときましたが、
「ぼくの大切なともだち」はコメディな味付け。楽しい映画。

美術商のフランソワ(ダニエル・オートゥイユ)は、顧客の葬式に行くと、そこでは7人の葬列者しかいなかった。
自分の葬式に来る人は「もっと少ないね。誰も行かないね。」と共同経営者カトリーヌに言われ、
むきになり、友達はいっぱいいると意地をはる。そして10日以内に親友を連れて来るという賭けをする。
(この時点でもう友だちがいないのがわかるね。)
その日から友達探しに奔走することに。。。

ある日フランソワが乗ったタクシーの運転手ブリュノ(ダニー・ブーン)の誰とでも親しくなる様子を見て
「友達作りの方法を教えてくれ!!」と弟子入り?する。

急作りの愛想とか、やはり無理・・・。
お金ばらまきゃいいとも思ってる・・・。
小学校の同級生のとこまで行くけど「お前はサイテーなやつだった!」とののしられ・・・。

フランソワに本当の友だち、できるかなーーーー。

ブリュノが小さいときからクイズマニアで、薀蓄しゃべり倒してたり、
フランソワの人に対する感覚がズレズレなとこで笑えます。

映画後半、いろんな使えるアイテム(エピソード)がちりばめてあって、これが集約されるのね!とワクワクしたけど、じみーに、こじんまりっと、終わっちゃった。
ま、それはそれでいいんだけど。 (鼎)
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category: フランス

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「CATCH-22」 

catch-22
1971 アメリカ
マイク・ニコルズ監督


1961年のジョセフ・ヘラーの小説が原作。
この本はヒットしたそうで、「キャッチ22」という言葉(矛盾、板ばさみ、出口の無い状況の意。)も生まれたということです。
マイク・ニコルズ監督「卒業」の次の作品になります。

第二次大戦中、地中海の基地に展開するアメリカ軍部隊。
飛行回数の規定をどんどん上げてくる上部に、パイロットたちは気が狂う寸前だ。
パイロットのひとりヨサリアン(アラン・アーキン。「リトルミスサンシャイン」のおじいちゃん役!)は自分は精神が病んできたからもう飛行できない。と訴えるが、
自分で精神がおかしいと思うやつはまだ気が狂ってないから飛行できる。
と規則22条でもって却下される・・・。


戦争を皮肉たっぷりに描いてるようで、ときたま、とてもシリアスなシーンがサンドイッチのようにはさまっていて、
意外と実話?っぽかったりする。
一本スジが通った話じゃなくて、いろんなシーンがからまって、話がいつまでもわからないんだけど、
ヨサリアンの変だけど正直な正義感、墜落ばかりしていたオーアの本当の目的、軍がビジネス化していたブラック加減とか、名優がいっぱい出てたりとか、楽しめました。

この映画が一番好きという友人YSKS氏におすすめされて観ました。
おもしろいの知ってるね。

サイモン&ガーファンクルのどっちかにそっくりな俳優さんが出てるなーと、
Wikiで調べたら、なんと本人アート・ガーファンクルさんが役者してた。    (鼎)

category: アメリカ

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「人生に乾杯」 

人生に乾杯
2007年 ハンガリー
ガーボル・ロホニ監督

おじいちゃんもやるときゃやるんです。
ハンガリーもこんなエンタメ作るんだね。

エミルじいちゃんとヘデルの老夫婦は公営住宅に住んでいる。
年金だけで暮らすには苦しく、家賃を滞納していて取立てが来る毎日だ。
ある日ヘデルの大切なダイヤのイヤリングを借金のカタにとられる。
エミルじいちゃんは悔しくなんとも情けなくなったとたん、
今まで乗ってなかった愛車(50年代の旧車)に隣の車からガソリンを抜き、愛車に入れて、古いトカレフを持ち、
夜こっそり家を出るのだった。
数日家に帰ってこないエミルじいちゃん。
テレビでは連続強盗のニュースが・・・。


この老夫婦の出会いが特殊だから
この物語が生きるのね。
ふたりいれば人生なんとか素敵に生きれる。

最後の最後にあっと驚くことがあるけど、同時ににんまり。
うまく終わってる。    (鼎)

category: ハンガリー

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「スタンリーのお弁当箱」 

スタンリーのお弁当箱
2011年 インド
アモール・グプテ監督

インドの子どもの顔って、すげーかわいいわ。
それだけでも観れます。
そしてインドの家庭料理、料理風景なんかもあって、おいしそうなんですよー!!
おなかがすく映画と言われていたらしい。・・・そうでした。ご注意を。

スタンリーは「お話」が得意なクラスの人気者。
ランチタイムになるとクラスメートたちはそれぞれお弁当をおいしそうに食べているが、彼はこっそり教室を出て、水道の水をがぶ飲みして空腹をまぎらわしていた。
早朝から登校してるし、家に帰ってるのかな?
はたして家はあるのかな?何も食べてないかんじ。

友人たちにそんなこと気づかれないようにあれこれ作り話をしては、毎日人気者らしく楽しくして
やりすごします。

そんな中、何かおかしいなと気づいた友達たち、
みんなのお弁当を少しずつわけてスタンリーも一緒に食べようと提案します。

それを見た食いしん坊の国語教師ヴァルマー先生(すごくいやな大人じゃ!)が「物乞いするな!」とスタンリーを敵視するようになってしまって・・・。

やはりインド映画。
従来の「ボリウッド」のような歌って踊ってのミュージカルじゃないというふれこみでしたが、
音楽だらけです。ここは静かに観たいのにってとこでも、歌い上げる系の挿入歌がじゃんじゃん入ってきます。
そこは大目にみてあげましょう。

後半明かされる想像以上のスタンリーの境遇に悲しくなりますが、
友たちとの友情と、おいしそうなお弁当と、スタンリーの明るい性格で
楽しく観ましたわ。
トコトコ初インド映画レビューでした。(鼎)

category: インド

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「舟を編む」 

舟を編む


2013年 日本
石井 裕也監督

素晴らしいー!!!
すごく面白いのでぜひぜひ観てほしい!!

出版社にて、突然辞書編集部で働くことになった馬締(まじめ)くん、27歳。
名前のとおり真面目でオドオドしていてコミュニケーション能力ゼロ。
しかし、持ち前の真面目さと、言葉と真摯に向き合うひたむきさで、
新しい辞書‘大渡海’を作ることに没頭していく。
新しい辞書が完成するまで優に15年!
用例採集カードを常に持ち歩き、新しい言葉をどんどん集めていく。
言葉集め、語釈執筆、レイアウト、校正(第5校!)…、
気の遠くなるような、地道な作業の連続。
辞書ってこんな風にして出来上がるんだ!って知らない世界を垣間見ることが出来て、
本当に楽しい。
活字好きにはたまらない。
編集している人たちの努力や集中力や持続力は凄まじいものがある。
用例採集カード、私もほしいです。

馬締くんの、ぎこちない恋愛、
職場の先輩たちとの交流(加藤剛さん、すてきー)を交えながら、辞書づくりは黙々と進んでいく。
この映画を観て、真面目であることは、ステキだと思った。
真面目でいいんだ!、とクソ真面目な私は思った。
天職に出会えた馬締くんは幸せだ。
この映画を観ることが出来て私も幸せ。
猫のトラさんもいい味です。     (佳)

category: 日本

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「マッドマックス」 

マッドマックス


1979年 オーストラリア
ジョージ・ミラー監督

荒廃した近未来。
暴走族と戦いを繰り広げる警官たち。
同僚と、妻と息子を殺されたマックス(メル・ギブソン)。
復讐を誓うマックスは、インターセプターに乗り、孤独な闘いに向かう…。

舞台はオーストラリアの原野。
カーチェイスがすごい!!!
あまりの衝撃に2人の死者が出たとのうわさ…。
イヤ、怖い…。
壮絶なカーチェイスと、目を疑うような残酷描写満載で、
びっくりするような怖さです。
アクションだと思ってたら、ホラーもガンガン入ってくる!
この映画はすごい!稀にみる怖さだよー。
ストーリー自体は、とても分かりやすい。
暴走族の人たちも個性豊か。
乗ってるバイクは、kawasaki。
冒頭でずらっと並ぶシーンは、ゾクッとくる。
暴走族のメインの人以外は、本物の暴走族を起用しているらしい。

低予算の、近未来設定を無理やり押し付けられてる感あり。
そのチープさが、ど派手なカーアクションで全てをよし!としていて、格好いい!!
この映画を当時映画館で見ていたら、大興奮だっただろうなぁ。
映画好きな人は必見!      (佳)

category: アメリカ

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「僕たちのバイシクルロード」 

free wheel east
2010年 イギリス
ジェイミー・マッケンジー、べン・ウィルソン監督撮影出演

イギリス人ジェイミーとベンのいとこ同士は大学卒業後、世界を見ようと旅に出ることにした、、自転車で!
七大陸、33カ国をめぐる900日に及ぶ旅のドキュメンタリーです。

旅の準備は半年かけてお金をため、どういうルートがいいかを世界地図眺めながら考えます。
(でも出発してみたらそんな準備甘かったことがわかったりするところとか、めちゃ親近感。)
飛行機を使わない。
状況でいろいろ判断し、ルートはぎちぎちには決めない。
途中でお金が無くなっても、人の下では働かず、自力のアイデアで何とかします。

何度もきっつい状況になりますが、
この二人、落ち込みますが、
でも突き進むんです!

900日約3年かけて、一度も飛行機使わず、海を渡るのは船やタンカー(ヒッチハイクで!)で。七大陸制覇しますよ!
南極のペンギンと自転車のツーショットはなかなかお目にかかれないと思うよ。
すごい。
まっすぐな意思と、純粋な希望と、
それに出くわす周りの人の好機とが成す奇跡。
実話には勝てない!
感動的な映画です。(鼎)

category: イギリス

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