Admin New entry Up load All archives

トコトコ名画座

「消えたシモン・ヴェルネール」 

消えたシモン・ヴェルネール


2010年 フランス
ファブリス・ゴベール監督

あるパーティーの夜、森で死体が発見される。
その2週間前に高校生のシモン・ヴェルネールが失踪していた。
数日後には、別の生徒レティシアが。
その翌日には、ジャン=バティストがいなくなり…。
関係があるのか、何があったのか、
生徒たち、それぞれの目線で語られる数日間。

この映画、面白いです。
私はすごく好き。
すごくドキドキしながら観た。
学校という閉鎖的な環境の中。
人間関係や交錯するそれぞれの思い。
この場面では実はこうだった、という別の視点からの発見。
人の行動をいろいろな角度から眺める。
人の見た目や、聞いた話(噂話)。
私たちは物事を勝手な先入観で見てるんだなぁ。
消える前のシモン・ヴェルネールのパート。
シモンがとても格好よくて、それがまた楽しかった。
音楽は、ソニック・ユースです。       (佳)


スポンサーサイト

category: フランス

CM: 0 TB: 0   

「おいしいコーヒーの真実」 

black gold
2006年 イギリス・アメリカ
マーク・フランシス、ニック・フランシス(兄弟)監督

こんなに悲しいドキュメンタリーないわ・・・。
泣いた。

コーヒー好きのみなさーん!
この映画おすすめです。

エチオピア、コーヒー発祥の地。
コーヒー生産農家を束ねるタデッセ・メスケラ氏は、
コーヒー農家に最低限の生活を送ってほしいという一心で、
ひたすらに公平な取引をしてもらうために尽力しておられます。もちろん品質第一で。
過労死しそうなくらい世界中やエチオピア国内の農家を飛び回ってる。
彼の笑顔シーンはまったく無かった・・・。

ニューヨーク市場がコーヒー豆の価格を決めてるのは知らなかった。
コーヒーに何の関係も無いひとたちが、一番お金をもらってるのだ。
大貿易会社は職業「搾取」だ。

農家が、
安く買われているのは知っていたが、
ここまでとは思いも寄らなかった。涙が出た。
休むことなく働いているのに、貧困がすさまじい。飢餓・・。
世界はコーヒーブームだし、おいしい豆なのにだよ。
おかしいよ。

エチオピアとシアトルやロンドンが交互に出てきて、その断絶感が浮き彫り。

お願いだから、コーヒーに限らずすべての作物を生産者と消費者がほぼ直接取引できるようになりますように。
フェアトレードが普通のことになるように祈りました。(鼎)

category: イギリス

CM: 0 TB: 0   

「ファミリー・アゲイン 離婚でハッピー!?なボクの家族」 

A.C.O.D
2013年 アメリカ
ステュー・ジッカーマン監督

原題は「A.C.O.D」(Adult Childrens Of Divorce)
「子どものころに両親の離婚を経験し心に傷をかかえて成長した大人のこと」とのこと。
この映画、コメディーのジャンルになってるけど、なかなかしっかり描かれていて、深いかも。
結局A.C.O.Dの人もnotA.C.O.Dの人も関係なく、家庭環境はさまざまだし、お互いのズレなんてあるに決まってるよね。
映画「LIFE!」のアダム・スコットが良かったから、彼が主役をしているので、観たくなった。

カーター(アダム・スコット)は幼いときから両親はけんかばかり、
離婚後の父母は、それぞれ再婚を繰り返し、何回も親の結婚式に出るという複雑な子ども時代を送ることに。
大人になって、やっと親から離れて、仕事も成功し、美人の彼女ともうまくいっていたころ、
カーターの弟トレイが自分の結婚式に両親を呼びたいと、説得してほしいと頼まれ・・
いまだにいがみ合っている両親に連絡を取り始めてから、カーターに気持ちの平穏が失われ・・・・。

監督もA.C.O.Dらしいです。だからか、しっかり描かれているかんじ。
おもしろかった!
(鼎)

category: アメリカ

CM: 0 TB: 0   

「イン・ザ・スープ」 

in the soup
1992年 アメリカ
アレクサンダー・ロックウェル監督

監督の実体験を元にした映画とのこと。
主役はスティーブ・ブシェミ。
ジェニファー・ビールスやジム・ジャームッシュも友情出演しておりますが、
なんてったってこの正体不明のおじさまジョー役のシーモア・カッセルがめっちゃいい!!!!!
このおっちゃんに会いたくて2回観た。
おっちゃん、際限なくお調子者なのだ。見習いたい。
でも、いい言葉を吐くんだよね。
「不安からは何も生まれない。自信を持って掴み取れ!」
「宇宙からすれば微生物だが、我々いっしょならデカイ!すべて順調だぜ!」
とかとか、、、
ハッとさせるのだよ、たまに。

いろんなところに好きなシーンがあって、楽しめた。
ジョーの弟スキッピーは不気味だし、
ゴリラと小人の小人がツインピークスの小人役の俳優さんだったし。
モノクロです。
(鼎)

category: アメリカ

CM: 0 TB: 0   

「スイートリトルライズ」 





2010年 日本
矢崎仁司監督



一般的に不倫を扱うドラマや映画には多少大げさな演出がつきものな気がするけど、すごい自然。

ナレーションぽい語りがなくて会話だけ。
それがぐんと余白ができて、また観たくなる要素なのかな。

物語の結末がどうこうじゃなくて、違う世界を夢見がちに見るとかじゃなくて。ここにしかいれないから。今ある生活の中で視覚的にも精神的にも美を見つけないと。


さりげない映画なんだけど見る度に発見がある。いつ観ても詩的でウェッティー。原作もあわせて (陽)

category: 日本

CM: 0 TB: 0   

「ROOM237」 

ROOM237
2012年  アメリカ
ロドニー・アッシャー監督

スタンリー・キューブリック監督のホラー映画「シャイニング」について、
研究家(マニア)たちによる、自説(珍説)を映像でもってただただ説明しまくるドキュメンタリー映画です。
(マニアたちは声だけ出演です。)

私も「シャイニング」好きです。
20回くらいは観てると思われます。
が、
シャイニング研究家たちの説は、すべて初耳でしたわ。考えたこともない視点でした・・・。
えーっ?!と思うこと圧巻。
でも、大小いろいろな説にびっくりしすぎた(・・つまらないものもアリな)ので本編を次回から観る時も、
何の影響も出ないと思われます。その点ではこの「ROOM237」を観ても問題無くてほっとした。

私も画面の隅々まで観ていましたが・・・
俳優の演技が魅力なので、人物ばかり観てたわ。
俳優の話はまったく出てこなかったです。

このドキュメンタリー、
キューブリック映画関係者には、何ひとつ協力は得てないということです。
ほんとかうそかは問題じゃなくて、ただただ気がついたことを嬉々として話してるの。
みんなこの映画好きなんだなぁ。ってわかって、うれしかった。
何度も観てもいいんだーってほっとしたわ。何度観ても耐えうる映像だと思うのだよー。
(鼎)

category: アメリカ

CM: 0 TB: 0