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トコトコ名画座

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「危険なプロット」 

危険なプロット


2012年 フランス
フランソワ・オゾン監督

面白い!!!
何だろう、このドキドキ感。
人の家庭を覗き見する悪趣味な背徳感。
不快なんだけれども、同時に湧き上がってくる好奇心。

高校で国語の教師をしているジェルマン。
ある日、生徒たちの退屈な作文の中に、一編。
クロードという生徒が書いた作文に心奪われる。
友人の家を訪れた内容のその作文には、“続く…”という文字。
クロードの文才に注目し、ジェルマンは個人授業を始めるが…。

どんどんエスカレートしていくクロードの作文。
そして読むことをやめれなくなってしまうジェルマン。
クロード役のエルンスト・ウンハウアの目力!
妖しい魅力がすごい。
うーん、あの微笑みは、理性保てないかも。
冒頭、制服を着せられ、個性を消される生徒たち。
ぱっと見では分からないそれぞれの生活環境。
クロードはどういうつもりだったんだろう。
“あなたは彼に魅了されすぎてる”
とジェルマンの妻の一言。納得!
だからこそのラストなのかな。
物語の中の静かな緊張感。面白かった!    (佳)
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category: フランス

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「ばしゃ馬さんとビッグマウス」 

ばしゃ馬さんとビッグマウス


2013年 日本
吉田 恵輔監督

地味だけど、とてもいい映画。
とても面白かった。

学生時代から脚本家を目指して、必死に頑張っているみち代。
なかなか芽が出ないまま気が付いたら34歳。
シナリオスクールに通うことにするが、そこで自称天才脚本家天童義美と出会い…。
口ばっかりで全然シナリオを書かない天童。
頑張っているのに、全然コンクールで入賞しないみち代。
夢はあるのに、全然夢に近づけない二人の不器用な生き方。
夢と現実の向き合い方。
叶えることの難しさ。諦めることの難しさ。
心にズキズキくる人多いのではないかなぁ。

麻生久美子の自然体な感じがとてもいい。
すてきな人だなーとこの映画を観てつくづく感じた。
それからこの映画で初めて知った関ジャニ∞の安田章大くん。
何だか天童義美そのものみたい!
とてもはまってた。
“成功”を描いた映画は数あれど、“半ば”を描いた映画って珍しいかな?
ふんわりとはしてるけど、とても現実的な映画。好きだなぁ。   (佳)

category: 日本

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「タイム・オブ・ザ・ウルフ」 

time of the wolf
2003年 フランス、ドイツ、オーストリア
ミヒャエル・ハネケ監督

わたくし本作が初ハネケです。
今までハネケ監督を避けていました。「ファニーゲーム」が不快らしいっていううわさが怖くて。
でも観てみようと思います。

この映画良かった!!

ある家族が車で別荘に到着する。
積荷がぎっしり詰まっている。荷を降ろす作業を急いでいたら、なんと家の中には別の家族が占拠していた。
「食料はあるか?ガソリンはあるか?」と逆に猟銃を向けられ脅される。
その冒頭シーンでいきなり事件が起こり、家族は絶望へ・・・。
説明などはないが災害か何かで人々は避難しているらしい。
牛などがそこらじゅうで死んでいたり。(動物愛護の方々には決してお薦めできません・・・)
話が進むごとに悪い予感ばかりする。
すべてのシーンが必要。
この映画練ってあるね!

ハネケ監督という人は人間の負のところに嗅覚が鋭くて細やかなんだなーと、
でもささやかなほっとする場面も、素敵な場面もあったので、
この映画好きです。
(鼎)

category: フランス

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