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トコトコ名画座

「夏時間の庭」 

夏時間の庭


2008年 フランス
オリヴィエ・アサイヤス監督

緑溢れる庭を、子供たちが楽しそうに走ってくる。
大きい子から小さい子、2匹の犬も一緒に。
この始まりがいいなぁと思う。
大きな男の子が抱きかかえる小さな子に何気なくキスをする。
そのさり気ない愛おしさ。

亡くなった母が遺した思い出の家。
美術品の数々。
それぞれ忙しく自分たちの生活を送る3人の、今はもう大人な子供たち。

好きだったもの、価値のあるもの。
自分ならどうしようかな、と考える。
1番幸せなのは、家政婦さんに貰われていった花瓶。
実は高価なものだったのが、何だか楽しい。
毎日きちんと花が飾られるんだろう。
思い出は、美しい思い出としてずっと心の中に残る。
最後もまた緑の木々の美しい庭。
まだまだこの物語は続くと思っていた。
そのくらい、ずっと観ていたい、居心地のよい映画。
思い出は孫にも受け継がれ、一抹の寂しさと柔らかな余韻に浸った。 (佳)

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category: フランス

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